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書評 挑む力 世界一を獲った富士通の流儀

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挑む力 世界一を獲った富士通の流儀

レビュープラス様より献本頂きました。ありがとうございますm(_ _)m

「2位じゃダメなんでしょうか」

事業仕分けの際に蓮舫議員が放ったこの言葉。

これは「富士通」が手がけていたスーパーコンピュータプロジェクトに対しての言葉。

これまで私は「富士通」に対して、パソコン・スマートフォンと電子機器を作っている会社。というイメージでした。しかし、本書にてパソコン・スマートフォンといった分野は「富士通」の手がけるものの1つに過ぎず、その売上の中枢は企業や官公庁にICTを提供するテクノロジーソリューションにあると知りました。

例を挙げると、上記のスーパーコンピュータ「京」、東証の株式売買システム「アローヘッド」、銀行のATMの「手のひら静脈認証」

皆様も一度は聞いたことあるはずです。

本書はこれら世界を変えるソリューションを生み出した「富士通」という会社に焦点を当て、それらのプロジェクトに関わった人が、当時どんな思いで困難に立ち向かい、乗り越えたのかを克明に描いた良書。

その内容はさながらテレビ番組の「プロジェクトX」のようでしたwww

では以下より。

内容紹介(Amazonから引用)

【今こそ日本企業に学べ! (ハーバード大学 経営大学院教授 竹内弘高氏)】
【知的経営の世界的第一人者、野中郁次郎氏が解説! 】

挑戦することは誰でもできる。挑み、そして「成し遂げる」には何が必要なのか?
スーパーコンピューター「京」、宇宙を解き明かす天文観測装置「アルマ望遠鏡」、
日本の食を支える農業IT(クラウド)、らくらくホン、ブラジル進出……
挑戦し続け、成し遂げるための答えを、数々の難プロジェクトに挑んだ富士通の
プロジェクトリーダーたちの物語から解き明かす。

【第1章】 絶対にNo.1を目指す ( スーパーコンピューター「京」)
【第2章】 覚悟を決めて立ち向かう (株式売買システム「アローヘッド」)
【第3章】 妄想を構想に変える (すばる望遠鏡/アルマ望遠鏡)
【第4章】 誰よりも速く (復興支援)
【第5章】 人を幸せにするものをつくる (「らくらくホン」シリーズ)
【第6章】 泥にまみれる (農業クラウド)
【第7章】 仲間の強みを活かす (次世代電子カルテ)
【第8章】 世界を変える志を持つ (ブラジル/手のひら静脈認証)

困難なプロジェクトを現場で率いたリーダーたちの前には、当然のごとく、
次々と難題が持ち上がる。その局面において、リーダーたちは現場で
何を「思い」、「意識」し、「行動」していったのか?

本書ではそれを紐解くことにより、挑戦して成し遂げるための「挑む力」を明らかにする。
また、日本人の持つ底力を再提示し、困難な時代に立ち向かう日本に
元気や勇気を与える一冊。

総評

おそらく本書はタイトルに「世界一を獲った」とあることからも、スーパーコンピューター「京」の世界一を発端にして書かれてたのだと予想。

タイトルにある「世界一を獲った」に期待して本書を読むと、世界一はスーパーコンピュータ「京」だけなのでがっかりするかも。そこは私自身が感じたことなのでちゃんと書いておく。

全編を通して感じたのは徹底した「現場主義」

これは「第4章 誰よりも速く」での震災復興において即被災地に乗り込んだ話や、「第6章 泥にまみれる」で実際に農業を行ったという話からもわかる。

こんな風に仕事に望んでいるのであれば、画期的なソリューションが実現できるのもうなずける。

冒頭でも書きましたが、本書を読みながらテレビ番組「プロジェクトX」を思い出しました。

困難なプロジェクトに立ち向かう、熱い人間ドラマ!!

そんな話が読みたいという人にとって、本書はピッタリのはず。

また、すっごいページ数が少ない(4ページ)のですが、3章において小惑星探査機「はやぶさ」も富士通が手がけたことが書かれています。これ目次にも書いてないんだけどなんでかな?「はやぶさ」の箇所だけページがグレーになってます。書店で見つけたら是非確かめてみて下さい。

ちなみに、余談・・・東証の株式売買システム「アローヘッド」と富士通の最新スマホ「ARROWS」が繋がった気がしてニヤリとしましたwww

↓Amazonにて中身が少しだけ読めます。

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松本 将利(Matsumoto Masatoshi)

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1986年愛媛生まれ。埼玉在住、商業施設の運営に携わってる2児の父。iPhone・Mac・家電・ゲーム・マンガ・アニメ・小売についてあーだこーだと考えるのが幸せ。