すげーもん見てきた。
このパルテノン神殿を思わせるこの空間は、首都圏外郭放水路の調圧水槽。
長さ177メートル、幅78メートル、高さ18メートルもの大きさがあり、そびえる柱はそれぞれ長さ7メートル、幅2メートル、高さ18メートル。重さは500トン。
数字だけではピンとこないと思うのですが、柱と人を比較するとこうなります。
やばくね?
この柱がここには59本もそびえ立ってるんです。
しかも、この巨大空間が首都圏地下22メートルのところに存在するっていうんだからなおさら驚きです。
先日、地域の商店組合主催で、この首都圏外郭放水路の視察があったので、その時に撮影してきた写真をうpりたいと思います。
では以下より詳しく。
首都圏外郭放水路って何?
さて、そもそも首都圏外郭放水路とはなんぞや?ってところから。
この首都圏外郭放水路は、埼玉県春日部市の国道16号の地下50メートルにある、全長約6.3キロメートル、内径約10メートルの世界最大級の地下放水路で、埼玉県春日部地域にある大落古利根川、幸松川、中川、倉松川、といった中小河川が大雨や台風などで水位が上昇した際、上昇した水を地下に逃し、大河川である江戸川に流すことで洪水を防ぐというものです。
今でも年に6・7回は稼働しているようで、この首都圏外郭放水路ができたことで、かなり洪水被害が減ったとのこと。
まぁ詳しくは公式HPや、Wikiをご覧あれ。
んで。
上記のパルテノン神殿のようなものは「調圧水槽」と言い、中小河川から逃してきた水の勢いを調整する為の水槽で、ここに水を貯めた後に飛行機のエンジンを改造したポンプ(12000馬力!!)で水を吸い上げ、江戸川に流します。
この調圧水槽は普段は空になっており、中に入って見学ができるというわけです。
また、上記の通りかなり特殊な空間ですから、映画やミュージックビデオなんかにも使われているそうです。
施設には芸能人のサインがたくさんありました。
↓ちなみに、こちらは水樹奈々さんのサイン。
上記のWikiには、この首都圏外郭放水路を撮影で使用した映画や番組の紹介もあるの是非ご確認下さい。
さて。
ってな感じで理解して頂いたところで、以下より写真を貼りまくります。
首都圏外郭放水路の見学写真
↓こちら見学会参加証。中のポストカードは最後に貰えます。
↓施設の屋上から見下ろした図。このサッカーのグラウンドの真下に調圧水槽があります。
↓116段の階段を降りて調圧水槽にいきます。階段高いのでコワイ。
↓調圧水槽のセンターから。縦バージョン。
↓そして、撮影している私。後輩に撮られた。
↓センターから右側方面。
↓水槽内右奥から対角線に撮った図。柱が均等に並んでて好きな一枚。
↓こちらも水槽右奥から。絵画の一点透視図法みたい。
↓コンセプト不明。
↓奥にはダンジョンでもありそうな感じです。
↓逆光であれですが、こちらがこの調圧水槽に水を引き込む立坑。
↓立坑の階段。こことかマジで怖そう。
↓そして外に出て江戸川。こちらから排水されるわけですな。
以上。
非日常空間でした。
最後に
私は今回、地域の商店組合主催の視察で行ったわけですが、予約をすれば誰でも見学できるみたいなので、興味がある人は是非。
行ってみて損はしないはず。
申し込みは公式HPから。
そして!!
行きたくてもなかなか時間が・・・という方に耳寄りな情報を。
なんと、この首都圏外郭放水路の調圧水槽。
Googleストリートビューで見られます。
この記事書いてたら見つけましたw
こんな感じで、行かずして調圧水槽内が楽しめます。
Google Mapから「首都圏外郭放水路」って検索すれば簡単に見つかると思いますよ。
是非チェックしてくだしあ。
以上。
これであなたも完全なる地下世界の虜ですw
ではまた。
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