釣りをしていて一番嫌なことって何ですか?
私は根がかりによるルアーロストです。
ちなみに、ロッドの先端部分をロストしたこともあります。 最悪です。
根がかったので、竿をしゃくって外そうとしていたら、スポって。
抜けたロッド先端部分は根がかったルアーに繋がっているラインに添って、海へ。
根がかりにはルアー回収機を使うのもありですが、あれって結構至近距離でないと駄目ですよね。
バイブレーションなんかをド遠投した先で根がかったりしたら、回収機は使えないんで、根がかり外しテクを駆使してなんとかするしかない。
で、どうにも外れなければ、最後はお祈りしながら一直線にして引っ張るわけですが、結果は皆さんも御存知の通り。
大体神様は救ってくれません。
そんな私がたどり着いた解決策が、切れない糸(PEライン)を使うこと。
糸が切れなければ、針を曲げてルアーを回収できる。と考えたわけです。
使うならどのPE?リーダーいるの?とか色々考え、試しましたが、結果エックスブレイド(XBRAID)のオルトロス(OLLTOLOS)の「PE WX8P-1」をスナップに直結するスタイルに落ち着きました。
この記事では、ベイトリールにPEライン直結の釣りでの釣果や、根がかりの回収率。そして、PEライン直結に使っている「オルトロスPE WX8P-1」のインプレの他、PEライン直結の使い方やその向き・不向きルアーやワームについて解説します。
詳しくは以下より。
ちなみに、ルアー回収機はこちらの記事で紹介。
ダイワのルアーキャッチャーを改造!ヘッド部分をレスキューロボに交換して回収率アップ | 蒐集ノート
PEライン直結で釣れるの?
釣れます。
私が今回購入した「オルトロス PE WX8P-1」を紹介しているYoutubeでも、キムケンさんがバイブレーションにPE直結でバスを釣ってます。
18:15あたりです。
そして、私もPEライン直結で釣ってます。
ニゴイだけど(爆)
画像上の方に、スナップにPE直結しているのがわかりますでしょうか?(分かりづらい写真ですみません)
正直に書くと10回以上もPEライン直結の釣りに行ってますが、釣れたのは上のニゴイのみ。(バイトもなし)
これは私の腕・魚を探す力がないのであって、PEライン直結の釣りが悪いのではないと思います。
ニゴイが釣れたという事実はありますので、場所・タイミング・ルアーが合えばバスも釣れるはずです。
PEライン直結で根がかりは回収できるの?
できます。
体感で、8割は回収できてると思います。
針が折れるか、曲がるかして根がかりが外れて回収できます。
なお、根がかりを引っ張る際には素手でラインを持つのは厳禁です。怪我します。
私は、第一精工のカラビナキッターを使って引っ張ってます。
持ってない方は、手をタオルでぐるぐる巻きにしてラインをそれに巻いて引っ張るようにして下さいね。
また、リールとロッドをラインに一直線にして引っ張るやり方もありますが、あれをPEラインでやるとリールが確実に傷むのでやめましょう。
ちなみに、ルアー回収機が届く距離なら無理せずルアー回収機での回収を試みる方が回収率は高いです。あくまで回収機が届かない距離は、ラインを引っ張って回収を試みるという話です。
ベイトリールでのPEライン直結の使い方
PEラインは「オルトロス PE WX8P-1」の4号
PEラインは「オルトロス PE WX8P-1」の4号を使っています。
上のキムケンさんのYoutubeやエックスブレイドの公式サイトを見て貰えれば、スペックはわかると思いますが私的には、「適度に硬くて、めっちゃ投げやすい(使いやすい)PEライン」という評価です。
↓こんなに癖つけても、それを保持する硬さ。もちろんこの癖は、引っ張って伸ばせば元通り。
この「オルトロス PE WX8P-1」の前に、「ピットブル8+」の2号を使っていたのですが、キャスト時にラインがワインダーにつまって絡むというトラブルは無かったものの、糸がみがひどく、それで高切れも起こすで嫌になっちゃいました。(今思えば2号という細めのPEだったからということも一因なのでしょうが。)
そこで試してみたのが「オルトロス PE WX8P-1」の4号。
この硬さは、本当にフロロカーボンライク。
フロロカーボンみたいな硬さだから、ベイトPEでおこりがちな、ラインがワインダーにつまって絡むというのが無い。また、適度な硬さがあるから、糸がみしづらい。ということだと思います。
※根がかりを外そうとした時に、強く引っ張ったりすると糸がみはします。でもそれはフロロカーボンとかでもなりますよね。
4号という太さもキャストフィールに一役買っているのはあるかと思います。
PEライン直結時の結び方(ノット)
また、PEライン直結で心配なのが結び目(ノット)のすっぽ抜けですが、「オルトロス PE WX8P-1」は中心に1本の太い芯が入っていて、その周りを編み込んで作っている。らしいのですが、その構造からPEラインとしてはすっぽ抜けしづらくなっているとのことです。
上のYoutubeでキムケンさんは「ただのパロマーで十分です」と言ってました。(17:10あたり)
私はというと、清水盛三さん考案の「モリゾーノット」を使ってます。
結び方はこちらのルアマガの記事からどうぞ。記事内にもありますが「ダブルユニノットの5回結び」です。
清水盛三Q&A特別公開!【モリゾー・シミズ☆ネバギバクエスチョンPLUS talk_1】│ルアマガプラス
滑るPEラインの結び方ということで、清水盛三さんが考えられた結び方みたいです。
滑らないPEラインである「オルトロス PE WX8P-1」に、滑るPEライン用に考案されたノットを使えば、安心なのは明らかですよね。
PEライン直結時のスナップ
私は飽きっぽい性格なんで、頻繁にルアーチェンジをしますので、スナップを使っています。
ハードルアーの他、ワームもこれでやっちゃいます。毎回モリゾーノットするのめんどいので。
使っているのはダイワの「D-Snap Light」のMサイズです。
なぜダイワの「D-Snap Light」かと言うと、破断強度がちゃんと書いてあるから。ちなみにMサイズは破断強度「45lb.」です。
前は、エバーグリーンのワイドスナップを使っていたのですが、これ破断強度書いてないんですよね。
PEラインを使おうと思ったスタートが、「根がかりしたら引っ張って無理やり回収する」ですので、強度が十分なスナップでないとということで、破断強度が書いている「D-Snap Light」をセレクトしました。
※上に書いたとおり根がかり時のルアー回収成功率8割なので、2割の部分が現在のスナップ強度にある可能性は否めませんが、回収できない時は、糸が切れてる(おそらく結び目から)ので、スナップはこれで十分なのでは?という印象です。しばらくこれを使い、機を見てさらに高い強度のスナップを試してみます。
↓これなんか、「オルトロス PE WX8P-1」と同じ破断強度「70lb.」。次はこれかな。コスパも良い。
PEライン直結のタックルセッティング
キムケンさんは上のYoutubeで、バイブレーションではグラスロッドを使っているみたいですね。(20:10あたり)
他に、曲がる竿・低弾性のロッドをおすすめしてます。リールもフルメタルの丈夫なリールが良いと。
また、樹脂タイプのリールを使うのであれば、ドラグを緩めて使うとのことでした。
また、清水盛三さんは、
ロッドについてはどうですか?PEはアタリもダイレクトだから、少し軟らかめにするとか…
「いや、ボクは全くないね。フロロカーボンのときと同じフィーリングでPEを扱ってるよ。PEだから…って、特別に何か施したりするってことはしないかな。使うロッドの本数こそ多いけど、そういった感覚的なところは、なるべくシンプルにしてる。まずはサカナを見つけることに全神経を集中させたいからね」
と仰っています。
これらを踏まえてが、踏まえずしてか私は、アルファタックルの「C666M」というパックロッドに、ダイワの「20 TATULA SV TW 103SH」という、いたって普通?のパックロッドタックルで釣りしてます。※ドラグは強く引っ張ったら糸が出るレベルにドラグを緩めています。
Mロッドなので、曲がる竿という部類ではあるかもです。
PEライン直結の向き・不向きルアー・ワーム
PEライン直結に向いているルアー・ワーム
私がこれまでPEライン直結での釣りをして、向いているなと思ったルアー・ワームは、
- トップウォーター全般(フロッグ含む)
- 巻物(クランクベイト・バイブレーション・スピナベ)
- ビッグベイト(スライド系除く)
- 重ためシンカーを使ったワーム
です。
トップウォーターの釣りでPEラインを使うのは想像にたやすいかと思います。というかフロッグの釣りってPEライン直結って普通ですよね?
また、ハードベイトの巻物全般。そしてビッグベイトでただ巻きするタイプ全般(ジョイクロただ巻きとか)もPEライン直結で使えます。むしろこいつらをロストしたくないからPEライン直結で使うんです。
あとは、上の画像にもある通り、直リグやヘビダン。そして重ネコと呼ばれるような、重ためのシンカーを使ったワームの釣りも、ダイレクト感あって良きです。
PEライン直結に向いていないルアー・ワーム
逆にPEライン直結での釣りをして、こりゃだめだと思ったルアー・ワームは、
- ジャークベイト
- ビッグベイト(スライド強め系)
- 高比重ワーム
です。
PEラインの「浮く」・「コシがない」という特性から、ジャークベイトとビッグベイトのスライド強め系(i-SLIDEの360度ターンとか)は、ラインがフックに絡みます。
硬いとお伝えしている「オルトロス PE WX8P-1」でも。です。これらの釣りは大人しくナイロンかフロロを使うか、リーダーを導入するかだと思います。
また、ラインをボトムに這わせるのがミソな高比重ワームも、PEラインの特性的にあいません。これはフロロカーボン使いましょう。
※縦ストに対して、フォールの釣りで高比重ワームを使うという釣り方はありかなと思ってチャレンジはしてます。
最後に
私がPEラインでリーダーを使わず直結をする理由。
それは、根がかり回収という1点において、切れないPEに、切れるリーダー結んだら、意味ないじゃんと思うからです。
「リーダーつけないと、バイト弾くよ。」
それはそうなのでしょう。
でも、私はそんなに魚がバイトしてくれない下手くそなのでそれが実感としてありません。
バイトまでの過程(キャストして、ルアー巻いて)を快適に行う。イコール根がかりリスクを極力減らすという手法がPEライン直結なのです。
また、根がかっても回収できると思えた方が、果敢に攻めることができ、魚に出会う確率も上がるんじゃないかと思ってます。(私は出会えてませんが)
そして、リーダーなしのPEライン直結であっても、キムケンさんのようにタックルセッティングを工夫することで、バイト弾く問題も解決できるのではないでしょうか?
ということで、是非みなさんもPEライン直結という釣り方を試してみてはいかがでしょうか?
ではまた。
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