あけましておめでとうございますm(_ _)m
2012年度の情報蒐集ノート一発目の話題は「販売士1級」について、です。
昨年はiPhoneやMac、ガジェットについての話題をメインにお届けしていましたが、今年はもう少し内容を広げていきたいと考えています。どうぞ今年も宜しくお願い致します。
さて、2012年度の販売士1級の試験日は2月15日(水)。残すところあと一月ですが試験勉強は順調でしょうか?
私は商業施設の運営に携わっているということから、小売業の専門知識を学べる販売士資格を勉強しており、一昨年2010年の7月に3級を取得。10月に2級を取得。と順調に勉強を進めてきました。そして、2011年2月その良い流れのまま1級試験に挑戦!!
結果は・・・見事玉砕w
辛うじて「マーケティング」と「面接」の2科目の科目合格というアチャーな感じ。1級という壁の高さを思い知らされたのでした。
不合格野郎の話なんて価値は無い!
その通りかもしれません。私も科目合格の人の話より、合格した人の話が聞きたいです。しかし、これまで販売士試験の3級・2級を突破してきた方にはわかると思いますが、販売士1級は3級・2級に比べ圧倒的にネットでの情報がない!
2011年2月に初めて受験する時には、ネットの海をさまよいました。そして、さまよった中でようやく見つけた誰かの体験談が非常にありがたかった。特に面接試験についての情報は貴重でした。そんな経験もあって、科目合格というけして誇れるような結果でなかった私ですが、私の体験談、そして独学勉強方法が誰かの参考になれば良いなということで、本日は書かせていただきます。
少し長くなっちゃったので目次を。
目次
- 2011年度販売士1級試験の振り返り
- 試験結果晒し
- 独学勉強方法
- 最後に
1.2011年度販売士1級試験の振り返り
筆記試験
さて、まずは筆記試験から。こちらはあまり需要がなさそうなので、簡単に。
筆記に関しては、記述があること以外はこれまでの販売士試験とかわりません。ただ、べらぼうに時間が長い。3級が5科目まとめて150分。2級が「小売業の類型」と「マーチャンダイジング」とで80分、小休憩10分を挟んで「ストアオペレーション」「マーケティング」「販売・経営管理」で120分というタイムスケジュールでしたが、1級は「小売業の類型」「マーチャンダイジング」とで100分、食事休憩60分の後、「ストアオペレーション」「マーケティング」とで100分、小休憩10分を挟み、「販売・経営管理」が50分というタイムスケジュール。
朝9時半からスタートして、終わりが15時半すぎ。試験で一日がつぶれますw終わった後はもうぐったりです。ちなみにお昼は近くのコンビニで買ってきて試験会場で食べました。これは強制では無く、休憩時間は基本的に自由で食べなくても可。ですが、長丁場なので食べた方が良いと思います。
1級の試験時間は100分ということで、長いと感じられるかもしれませんが、むしろ逆で時間が足りない!というのはやはり記述試験があるから。3級・2級の時は試験終了時間前に退席する人がいましたが、1級は一人もいなかったはず、皆が皆、試験時間いっぱいまでやってました。
面接試験
面接は別日で、4月の頭にありました。会場も別の会場でした。服装は筆記試験の時は私服で行きましたが、面接試験はスーツを着て行きました。他の受験者の方(男性も女性も)も全員スーツでした。
受験票に書かれてある時間の少し前に会場入りして、待合室の様なところに通され、自分の名前が呼ばれるのを待ちます。10分程すると自分の番。係の人に連れられ中に入ると大きな会場(大会議室みたいなところ)をブースで仕切ってそれぞれのブースで面談が行われているのが見えました。全部で8ブースぐらいあったと思います。
自分のブースに連れられていくと、そこには女性の面接官が。年齢は40代前後だったと思います。ブースの中は長机を二つひっつけてあり、それぞれの机に椅子が2つずつ。面接官との距離は近め。マンツーマン面接です。まずは「よろしくお願いします」と最初の挨拶。すると着席を促されるので、自分のコートと荷物を片方の椅子に置いて「失礼します」と言いながら着席。着席すると待合室にて予め自分の受験番号と名前を言うように指示されていましたので、それらを述べるよう言われ面接がスタート。
質問された内容は
- 販売士1級を受験した理由
- 現在の仕事内容
- 現在の会社の入社理由
- 入社してからの楽しかったこと・ギャップを感じたこと
というところで面接時間は10分程。私の時は多少盛り上がった感じになったので少々長めだったのかもしれません。心配していた販売士1級試験からの専門知識の質問などはなく、終わった後には胸を撫で下ろしましたw
面接はホントに堅くもなく、くだけているわけでもなく。といった感じですが非常に話しやすかったです。上述の質問された内容ですが、一番最初の「販売士を受験した理由」をメインに話が展開していった印象。私は仕事が「商業施設の運営」ということで、テナント様への営業指導をする為に恥ずかしくない専門知識を身につけたかったということや、日々の運営や販促活動についても専門知識を深めたいということなどを「受験理由」として述べました。
そこから、もっと詳しく仕事内容教えて?なんで今の会社入ったの?入社してから楽しかったこととか、コレは想像していた仕事と違うなーとかあった?(私は今の会社に転職して1年ちょっとだった)ってな感じに話が展開していきました。
ここで、私が面接試験をスルーした要因だと思うポイントを。
それは、全ての質問の返答に販売士1級の勉強を通じて何が変わったか?何を学んだか?を織りまぜること。たとえば「仕事内容」の中で、販売士1級テキストを読んであの箇所が現在の仕事に役立ちそうだと感じました。とか、「ギャップを感じたこと」の中で、これまで少し苦手にしてきましたが販売士1級テキストを読んで、商業施設の運営に欠かせない業務だということを再認識させられました。とかです。
簡単に言うと「勉強したよアピール」です(*´艸`)
これ織り交ぜると面接官の同意も得られて、けっこうウケがいいはずw
さて、まとめとして、今年の面接試験はどうするか?
まぁ、面接試験は「落とす」ための試験ではないので、あまり力みすぎず好きなように話せば良いでしょう。私の時は専門知識は問われませんでしたが、今年はどうかはわかりません。備え(勉強)はしっかりしておきましょう。後は「受験理由」ぐらいは考えておいた方が良いと思いますよ。何度も言いますが販売士の面接試験は「落とす」ものではありません。就活と違って定員が決まっているわけではないのですから何人合格させたっていいのです。最低限の面接マナーを守り、適切な回答ができればきっと合格できるはず!
頑張りましょう(^^ )
2.試験結果晒し
さて、けして褒められたものではない私の試験結果表を晒しますw
合計 267/500
設問1(小売業の類型) 52/100
設問2(マーチャンダイジング) 54/100
設問3(ストアオペレーション) 46/100
設問4(マーケティング) 74/100
設問5(販売・経営管理) 41/100
面接 可
orz
ぼろぼろですね。
辛うじて「マーケティング」と「面接」が科目合格。
さて、これを見て落ち込むだけでは意味が無い!持ち帰ってきた試験問題には客観式の答えを書いています、それを答え合わせをすることで、客観式と記述式とでそれぞれ何点とれていたのがわかります。※販売士1級の過去問を公開しているサイトは「独学勉強方法(過去)」にて後述します。
答え合わせをしたところこんな結果に。
設問1(小売業の類型) 客観式 32/50 記述式 22/50 合計点 52/100
設問2(マーチャンダイジング) 客観式 32/50 記述式 22/50 合計点 54/100
設問3(ストアオペレーション) 客観式 46/50 記述式 0/50 合計点 46/100
設問4(マーケティング) 客観式 36/50 記述式 38/50 合計点 74/100
設問5(販売・経営管理) 客観式 28/50 記述式 13/50 合計点 41/100
ここで驚愕の事実!ストアオペレーションの記述式が0点だwww
・・・いや、草生やしてる場合じゃねー。どんだけ見当はずれなこと書いたんだ私は。
さて、この結果から分かることは
- 客観式はだいたい点数が取れてる(もう少し頑張りは必要だが)
- 記述式がボロボロ
うん。全然誇れない結果だ。
ハハハッ。
ハハ・・・
さて、この結果をもってこの点数を取るに至った勉強方法をご紹介。
3.独学勉強方法
科目合格程度の勉強法なんか需要ねーよ。まぁそれもその通りです。しかし、それは言い換えればそれは科目合格する実力は身につけられたということです。私と同じように勉強すれば、科目合格にはこぎつける力が身につく!・・・かもw
保証はできませんが、参考にはなるかもしれませんということで、書いておきます。念押ししておきますが、これは不合格の私の持論です。
とりあえず問題を解く!
ぶっちゃけ問題集に全ての力を注いだ方がよいです!ひたすら問題集。テキストをひと通り読んでから問題集にとりかかろーとか言ってると時間なんていくらあっても足りませんし、テキストっだけ読んでて理解した気になり問題を解かずに試験に臨むと大やけどするはず。だから、問題に慣れる。というか、問題を覚える。販売士試験は過去問の使い回しです。同じような問題が数年に一回繰り返されます。それを覚えるのです。
私が使っていた問題集はこれ。
まぁ、販売士1級は選択肢も少ないので、これしかない!といっても過言ではありませんが。
Amazonに他の問題集もありましたが、1冊で1科目みたいな感じでコストパフォーマンスが悪そうだから却下です。この問題集は4000円弱とけして安くはありませんが「小売業の類型」「マーチャンダイジング」「ストアオペレーション」「マーケティング」「販売・経営管理」全ての科目が入っていますので、これ一冊で全ての範囲を網羅できます。ちなみに、厚みは2センチぐらいと、やや厚めです。
私はこの問題集に赤ペンで全ての答えを書き込み、通勤中に赤の下敷きと合わせてひたすら読み込みました。
参照用にテキストを使う
ひたすら問題集とは言ってもどうしても意味がわからないところが出てきますので、参照用にテキストは必要になります。あくまで参照用としての使い方ですが。販売士1級のテキストはいくつか種類があって選択肢も広そうですが、もうテキストはコレ一択です。
?
なぜか写真が表示されなくて申し訳ない。記事TOPの画像がそのテキストです。
カリアックが発行している公式テキストで、1科目1センチ弱の本になっていて5冊でワンセット。これも1万円弱
。と、けしてお安くはないのですが、実はこのテキスト以外にももう一冊持っていて、比較した上でのオススメです。
ちなみに、もう一冊というのはこちら。
こちらは買わなくていいです。というか公式テキスト以外買う意味なし。というのは、公式のテキストの中から試験の70%が出題されるというのが一番の理由ですが、記述式問題突破にフォーカスした場合にこの「キーワード解説」だと言い回しなどが微妙に違う。根本となるところは一緒なのでしょうが公式テキストから70%が出題されるとなっている以上、公式の言い回しを勉強していたほうが良いのは明らか。
昨年までは、カリアック発行のこの公式テキストは、カリアックに注文するしかありませんでした。書店にもおそらく売っていないはず。今年よりAmazonでも注文できるようになって、手に入りやすくなりましたので、ご検討してみては?
カリアックから注文する方はこちら。
過去問を解いて力試し
ひと通り問題集などを読み込んだら、過去問にトライします。過去問の問題集というのは存在しません(過去問が発行されたら絶対買うのに・・・)ので、いくつかのサイトから探してきます。
リンクを貼っておきますのでどうぞ。
過去問が第25回(今年は第39回)の分まであるなど、一番オススメ。ただ、記述式の解答は直近の回しかない。
第34回の分までの過去問の解答を公開してます。解答のみですがちゃんと記述式まで解答が載ってます。また、解答はPDFなのが嬉しいところ。「販売士検定合格の鍵」の問題と合わせて参照すると捗るでしょう。
4.最後に
と、ここまで偉そうに書いてきましたが、そう、私合格してないんですwなんで合格しなかったのか?それは、もう純粋に問題を解くのが足りなかったのだと思います。いや、客観式はかなりやりました。やりましたが、記述式が圧倒的に足りていなかった。それが、試験結果に如実に出たのです。
- 客観式はだいたい点数が取れてる(もう少し頑張りは必要だが)
- 記述式がボロボロ
といったように。
今年はそれらを踏まえ現在リベンジに向けて勉強中です。新しく追加した方法として、テキストに過去3年分の試験問題の出題箇所全てにマーカーしてドッグイヤーしました。そうすることで、だいたいテキストのどの辺りが出題されてきているかが、目に見えてわかるようになり、暇な時にはドッグイヤーの箇所を読み込んでいます。あとは、試験までに問題集と過去問をいくら解けるかが勝負!
本日の記事は販売士を受験しようとしている皆様の少しでも参考になればと思い書きました。体験談を盛り込んだつもりですが、面接試験の感じなど、もっと知りたいとかありましたら@masa6127までお気軽に質問をどうぞ。私に答えられる範囲でしたらお答えします(゚∀゚)
皆で販売士1級合格目指しましょう!!
最後までお読み頂きましてありがとうございましたm(_ _)m
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