並継タイプのロッドを使ってて、先端部分がすっぽ抜けした経験はありますか?
私はあります。
あれは、東京湾のとある場所で、友人と海釣りをしていた時でした。その時に使っていたのは2ピースのロッドだったと思います。
根がかったので、竿をしゃくって外そうとしていたら、スポって。
抜けたロッド先端部分は根がかったルアーに繋がっているラインに添って、海へ。
↓その時の写真。2012年4月29日のことでした。
わかるだろうか。水面に刺さる細い棒(ロッド)が。
結局根がかりは外れず、ラインが切れちゃったので、ロッドもこのまま海に奉納。
最悪でしたね。わざわざ埼玉くんだりから東京湾まで出て来たのに、ルアーをロストどころか、ロッドをロストするとかないでしょう。
そんな思いはもうこりごりなので、先日購入したゾディアスのパックロッド(S64L-5)には、すっぽ抜け防止の為にスミス(SMITH)のロッドフェルールワックス(ROD FERRULE WAX)を導入することと致しましたので、紹介いたします。
シマノ ゾディアスのスピニングパックロッド(S64L-5)の購入インプレ | 蒐集ノート
詳しくは以下より。
イントロダクション
並継ロッドはその構造上すっぽ抜けます。
並み継ぎなのですから当たり前です。
そんな簡単にすっぽ抜けるものではないということはわかっていますが、ルアーフィッシングみたいに、キャストを繰り返す。ロッドアクションを繰り返す。などの動きが激しい釣りでは、徐々に緩んできて、ふとした時にスポってなるかもしれません。
前書きに書いた通り、一度やらかしているので、絶対に無いと言いきれません。
2ピースのロッドでやらかしたのですから、ゾディアスのパックロッド(S64L-5)みたいに5ピースなんかはジョイント部分(フェルール部分)が、4箇所あるわけですから、確率は単純に4倍ではないでしょうか。そんなの怖くて使えねぇ。
そこで、フェルールワックスの出番です。
ジョイント部にワックスを塗り込むことで、抜けづらくすることができます。
取外しの際の効果音が「スポっ」から「ヌポっ」になります。
感覚的な話で恐縮ですが、何もつけていない状態での接続は、「点と点」で固定されますが、フェルールワックスをつけた状態での接続は、ワックスが表面に広がることで「面と面」での固定になるので、抜けづらくなるのだと考えます。
で、今回購入したのは、「スミス」の「ロッドフェルールワックス」です。
フェルールワックスの選択肢としては、ティムコのフェルールワックスが対抗馬としてある他、ロウソクを代用するなんて話もあるみたいですが、私はスミスのロッドフェルールワックスにしました。
理由は、Amazonでベストセラーだったから。
ちなみに、私の購入時点(2022/11/23)での価格は「687円」でした。
価格だけでいけばティムコのフェルールワックスの方が若干安そうですので、コスパ重視の方はこちらでも。
スミスのロッドフェルールワックスの外観・ディテール
↓Amazonでポチって届きました。
↓中身を取り出したところ。リップクリームみたいです。
↓ワックス部分は、クリームっぽい感じ。
スミスのロッドフェルールワックスの使い方
↓箱の裏書きに使い方が書いています。
使用方法:フェルール部分の汚れを拭き取り、ワックスを薄く伸ばしムラなく塗布し、ロッドを少しねじるように回しながらワックスが全体に馴染むようにフェルール部分を繋いでください。
厚く塗布し過ぎるとコミが浅くなるため、少量づつ塗布してコミを確認しながら作業をする事をお勧めします。
実際にやってみます。
↓塗る箇所のゴミとかついていないか確認。(こちらは撮影用で、すでにワックス塗った状態)
↓一度差し込んでみて、塗る箇所のあたりをとります。露出部分に塗っても意味ないので。
↓差し込み部分より中側に塗る。全面とかでなく、上下左右の4箇所くらいでOK。
↓塗ったワックスをムラがでないよう引きのばします。私は指でのばしてます。
※ティッシュの使用はやめた方がよいと思います。
↓差し込んで、ねじりながら満遍なく内側に広がるようにする。
受け側の先端部に余分なワックスがでてくるとおもうので、拭き取って終了。
最後に
マルチピースロッドを使っている方は、備えとしてフェルールワックスの導入をしてみてはいかがでしょうか?
私のように、ロッド先端部を奉納してからでは遅いですよ。
「スポっ」から「ヌポっ」にして、安心して釣りに臨みましょう。
※メーカーによっては、フェルールワックスを推奨しないメーカーもあるみたいなので、そこはよく確認するようお願い致します。
また、逆に抜けづらくて、撤収時に困ってしまう可能性はありますので、ロッドベルトとか乾いたタオル。その他便利グッズなんかを備えておくと良いと思われます。
ではまた。
コメント